股関節の骨が、骨盤からはずれてしまう病気です。 男児より女児に多くみられます。 病名では「先天性」というものの、生まれつきの例は少なく、生後脱臼、亜脱臼が進行します。
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生まれてから脱臼が進行し、3~4ヶ月健診で見つかることが多いようです。
以下の3つの症状が見られます。 (1)両ひざを立てると、高さが違い、脱臼しているほうのひざが低くなります。 (2)両足を伸ばしたとき、脱臼しているほうの足の長さが短くなります。 (3)太もものしわが左右非対称になります。
おむつの当て方や抱き方を工夫することで治る例もあります。 治療は、リーメンビューゲルという装具を使用します。この装具を肩から足にかけて吊るし、自由に足を動かしていると、脱臼している股関節が自然に正常な位置にはまっていきます。
おむつを固く当てないようにします。また、厚着や横抱きをひかえます。これは足を閉じて固定してしまうため、長時間行うと好ましくないとされています。
たまにある