出産から3~5日後の一時期、情緒不安定になって妙に涙もろくなったり、ささいなことが気になってイライラするといった軽うつ状態を「マタニティ・ブルー」といいます。産後急激に起きる女性ホルモンバランスの変化が原因で、産婦の約20~30%がかかるといわれています。一般的にまじめな人、神経質な人、ストレスをためやすい人、また出産・育児の経験がない初産婦のほうがなりやすいとされています。「マタニティ・ブルー」は、多くの場合2週間ほどで自然治癒するため、病気とは扱われず治療も行なわれません。
といった症状がみられますが、いずれも1~2週間で治っていきます。
それ以上こうした症状が続いた場合、産後うつの可能性があります。1ヶ月以上「マタニティ・ブルー」に似た症状が続くようなら、産婦人科に相談しましょう。産後うつは、ほかのうつ症状と違い、早めに治すことが可能です。