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妊娠中の病気・トラブル

胞状奇胎(ほうじょうきたい)

胞状奇胎って?

「胞状奇胎」は異常妊娠のひとつで、胎盤のもとになる絨毛(じゅうもう)が正常に発育せず、水ぶくれのような状態(のう胞化)になって子宮内に異常増殖し、まるでブドウが実っているような状態になるものです。「胞状奇胎」が進行すると、胎児は死んで吸収されてしまいます。子宮内がブドウの房のようにのう胞化した絨毛組織と出血で充満する「全胞状奇胎」、一部に正常な絨毛組織や胎児の成分がみられる「部分胞状奇胎」に種別されます。

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どんな症状?

  1. つわりが非常に重い
  2. 妊娠3~4ヶ月ごろにおりものに混じった不正出血がある
  3. 腹痛が起こる

このほか妊娠高血圧症候群に似た症状(むくみ、貧血、タンパク尿、高血圧など)がみられることもありますが、症状だけでは診断しにくいため、産婦人科を受診して超音波断層検査などを受ける必要があります。

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治療

のう胞化した絨毛組織は、手術により子宮内から除去します。術後は、尿中または血中のヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG:妊娠ホルモン)が順調に低下し、再上昇しないか、数カ月以上観察します。医師の診断により治癒が確認されれば次の妊娠が可能です。なお、除去手術を行っても、ごくわずかに一部絨毛ガンへと進行する可能性があります。hcg値が低下しない場合、あるいは増加傾向にある場合は、絨毛ガンへの進行を考慮し、子宮全摘出または抗がん剤治療を行います。

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