不妊の原因はカップルのどちらにあるかわかりません。不妊症検査はふたり揃って受けましょう。
女性が受ける検査
女性の不妊症の検査は生理周期(体の状態の変化)に合わせて段階的に行われるため、1~2ヶ月程度かかります。生理終了直後に受診するのがベストです。
超音波装置で卵胞の大きさと子宮内膜の厚さを調べます。
排卵日予測や、卵子の発育状態などがわかります。
採血をして卵胞刺激ホルモン (FSH)、黄体形成ホルモン(LH)、乳汁分泌ホルモン (PRL)、卵胞ホルモン (E2)の量を測り、ホルモンの分泌が正常か調べます。
排卵障害の原因などがわかります。
子宮口から造影剤を流し込んで子宮から卵管をX線で撮影し、卵管が通っているか調べます。(X線設備がない施設では、卵管通気・通水検査を行います。)
子宮内腔の大きさ・形状や、卵管の癒着、詰まりなどがわかります。
カテーテルを使って子宮から卵管に二酸化炭素または生理食塩水を注入し、卵管に詰まりがないか調べます。
卵管の通り具合がわかります。